このページ、かなり初期に作ったものですが長期にわたってかなり反響が大きく、ヒット数も常に上位にありました。その理由は、広範囲に普及している人気アプリケーションだからというのはもちろんありますが、何よりもRealの、「いかにもえげつない」というその姿勢にあると思います。執拗に有料のPlusを買わせようとする仕掛けだけを見ても、「これは何かヤバそうだ」という印象を受けます。実際、日本だけではなく世界中で嫌っている人が最も多いアプリケーションの一つなのは間違いないです。「realone+spyware」で検索すると、あちこちの掲示板で議論されてたり、あるいは「怪しい」という情報が転がっています。
と、人ごとの様に言ってますが「realone+スパイウェア」でGoogle検索するとトップで出てくるのがこのページなので実は人ごとではありません(笑)今回かなり時間をかけてあちこちを検索するとともに、Real系のアプリケーションを全くインストールしていない僕のメインPCに、実際にRealOneをインストールして色々試してみました。その結果をどのように纏めようかかなり迷ったのですが、結局「RealOneの上手なインストールの仕方」という観点で書き、加えて「何をインストールされるのか」ということを整理することにしました。
このサイトで、「?」付きながら「スパイウェア?」と言ってきた根拠は、The Anatomy of File Download Spywareの記述によります。厳密に言えばこのページはRealPlayerやRealOne Playerについて述べたものではなく、RealDownloadの振る舞いについて「packet sniffer(送信されるパケットを記録するもの)」 を使って検証したもので、しかも2000年10月と今では少々古い記録である印象は否めません。
今回、RealPlayerのメジャーバージョンアップ版であるRealOne Playerについて使ってみて、あるいは検索してみた結論としては、
そういえば、インストールして試してみたときに不審に思ったことがあります。僕はNIS(Norton Internet Security)2002を使っていて、新しいアプリケーションがインターネットにアクセスしようとすると警告が出るはずなのですが、今回のRealOneの場合は全くそれが出ませんでした。偶然なのか、それともNISを押さえるシステムを持っているのか。おそらく後者ではなかろうかと。
Taming The Wild RealPlayer (野性のRealPlayerを飼い慣らそう)などを見ると、「RealPlayerはかつてはとても楽しめるプログラムであった。だが、彼らが財政的に危機的状況を迎えてからは、『クソったれ』のものに成り下がった」とあります。有名なところではRealPlayerのバージョン7.0にスパイウェアであるComet Cursorがバンドル(同梱)されていたという事実があります。ただ、バージョン8.0以降には入っていないということですが。
このスパイウェアバンドル事件を筆頭に、かなり多くの批判を浴びた結果がRealOneではないでしょうか。とりあえず僕の大嫌いだった「Start Center」が廃止されていたり、あちこちに「工夫の跡」が見られます。もっとも、「何とかして有償版のPlusを買わせよう」という強い意志だけは全く変化してませんけれども。
繰り返しになりますが、RealOneがスパイウェアとして働くかどうかについての僕の結論は「灰色」です。ただ、少なくとも2000年10月時点で、RealDownloadがデフォルトの設定でスパイウェアとして働いていたのは間違いないと思いますし、「そういう会社」であったことは事実です。
参考までに、一応これまでこのページに書いてあった内容についてもバックアップしてリンクを残しておくこととします。
もし、既に「高速インストール」などでインストールしてしまっている方も、一度アンインストールしてインストールしなおすことをお薦めします。
まずRealOneの日本語ダウンロードサイトにアクセスします。ダウンロードするためには、スクリプトをオンにする必要があるのはもちろんですが、real.comのクッキーを受け入れる必要があります。クッキーをブロックしていると、いつまでたっても画面が現れません。
ちなみに、インストール終了までに食うクッキーは、real.com、realnetworks.com (207.188.7.150)、realguide.ne.jpの3つです。
RealOneのサイトにアクセスすると、RealOne Plus(有償版のRealOne)のポップアップが開くのでまず速やかに閉じましょう。出てきたメイン画面でも、圧倒的にPlusの宣伝が占めてますが、中程にとても小さく「RealOne
Player(無料)」と書いてあるところをクリックしましょう。

(207.188.7.150のクッキーを食った後)しばらくすると、ActiveXの警告が出るので、「はい」をクリックします。

するとダウンロードマネージャが立ち上がり(実際はこの下にでかい画面があります)、約9.2MBのファイルのダウンロードが始まります。

ダウンロードが終了すると自動的にインストールの準備が始まります。

インストールの準備が終わると下の画面になります。デフォルトでは「高速インストール(推奨)」が選択されていますが、ここはかならず「カスタムインストール」を選択して下さい。さもないと、悪名高いRealのタスクスケジューラ(TkBellExe、realsched.exe)をインストールされてしまいます。

続いてライセンス契約の画面です。ここは「承諾」を押すしかありませんので、クリックして次に進みます。ちなみにこのライセンス契約の内容はこちらです。
なお、「高速インストール」を選んでしまうと自動ですべて進んでしまい、この画面の次は製品登録画面になってしまいます。
続いて「プログラムの場所およびデスクトップ設定」です。お好みにもよりますが全部はずすことを推奨します。全部はずしても「スタート」→「プログラム」にはちゃんとショートカットが作られますので

続いて関連づけの設定です。「関連づけ」とは、その種類のファイルをダブルクリックしたときに立ち上がるアプリケーションの選択、言い換えるとRealOneに再生させたいファイルの種類です。RealOneを積極的に使おうと思っている人はお好みでチェックを入れても良いですけど、Media
Player9を入れてれば実質「.rm」、「.ram」だけで十分でしょう。
僕の推奨はこの画面で「カスタマイズ」をクリックして、出てきた場面から「すべて選択解除」を押すことです。後で「.rm」や「.ram」を見たいときは、その都度関連づけすれば済む話ですから。

ここまででインストール時の注意点は終了です。ここで「OK」をクリックするとようやっとRealOne Playerの登録画面と初期設定が立ち上がります。
起動画面が表示された後、RealOne Playerの登録画面が立ち上がります。「次へ」を押すと、接続中の画面が表示された後、製品登録の画面になります

スパムメールが来るのを防ぐために、メールアドレスは偽のものを適当に入力しましょう。パスワードは重要なものと違うもの、例えば「111111」などを入力。郵便番号も適当なものを。性別、生年は必須ではないので触らないで良いです。
重要なのは、「アップデート情報等…を通知して下さい」のチェックをはずすこと。すべて確認した後、「作成」をクリックします。
ポイントと言うかなんというか…笑ってしまうくらいしょうもないです。この画面で「新機能プレミアム セットアップ − 推奨」と「基本セットアップ」とを選ぶことができ、デフォルトでは「新機能…」になってます。そのまま「続行」を押してみればすぐ解りますが、この「新機能…」というのは有償版のRealOne
Player Plusのことです。必ず「基本セットアップ」を選びましょう

さて、これでやっとのことインストールが終了です。上の画面で「続行」を押すとRealOne Playerが立ち上がります。次は環境設定の変更です。
次はRealOneのメイン画面から「ツール」→「環境設定」で変更できる各種設定についてです。正直なところ僕は一つ一つ検証したわけではありません。ですが、「極力Realと接触しない」ということを考えながら設定すると下記の様になります。「この機能はどうしても使いたい」というものがあれば、良く考えた上で別の設定にして下さい。
「自動サービス」の画面は、メインとその下にある「オートアップデート」の画面の二つです。とにかく全部チェックをはずします。

「オートアップデート」の方は、「重要なアップデートを自動的にダウンロードおよびインストールする」のチェックをはずします。
この画面でもとにかくチェックをすべてはずします。

これは「お好み」ではありますが、起動表示を「プレイヤーのみ」にすると起動が早くなります。

ついでに、履歴リストもオフにした方がよろしいかと。
「表示」→「メッセージセンター」をクリックし、現れた別画面から「オプション」→「配信環境設定」を選択します

「配信環境設定」の画面で、「新着メッセージをチェック」を、一番下の「月に1、2回」に設定します。
これで一通りの環境設定は終了です。
これまで書いた設定をすれば、「メッセージセンター(要するに有償版を買えというポップアップ)」はRealOneを立ち上げている間だけ現れます。また、ポイント9の設定をすればその頻度を最小にすることができます。ですが、これを完全に出なくすることは通常では不可能です。上のForumに、これを出なくする方法が出ています。
これで二度と「メッセージセンター」は出なくなるそうです。
hostsファイルを書き換えてReal Worksへの情報送信を止めようという方法です。
要するにreal.com、realnetworks.comにアクセスしようとしたときに、その要求をlocal hostに変換して無効にしてしまう方法です。
なお、レジストリについてはSpybot S&DとHijackThisで検出される領域のみ書いてます。他にも無数にレジストリの変更はなされます。