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マルウェア関連のトピックス

アンチウイルスソフトの必要性について

このサイトを立ち上げて質問掲示板に来る人を見ていて驚くのは、アンチウイルスソフトの導入及び運用が不十分な人の多さです。とにかく、

Windowsユーザーにとってアンチウイルスソフトの導入は義務です。アンチウイルスソフトを入れてない奴は世間の迷惑です。

一旦ウイルスに感染してしまえば、あとに述べる破滅的な事態が待っています。「人の迷惑なんて知らないね」という鬼畜系の人であっても、いずれシステムがウイルスに感染してPCが立ち上がらなくなり、泣く泣くデータをすべてあきらめてOSのクリーンインストールないしリカバリーする羽目になる可能性があります。

「そんなのどうせ建前や脅しだろう」と思うアナタ、間違っています。


目次 (項目をクリックするとその項目に移動します)

アンチウイルスソフトの導入が不完全な人の定義

ここで言う「アンチウイルスソフトの導入及び運用が不十分な人」は、次のすべての人を含みます

定義ファイルが更新できないアンチウイルスソフトは、導入していないのと同じことです。

何故アンチウイルスソフトの導入が必要なのか

まずアンチウイルスソフトを入れてない怖さについて触れます。典型的な破滅例としては、

などなど。ウイルスに感染してもスパイウェアと同様に元に戻せる可能性はゼロではないですが、破滅する可能性の方がはるかに高いです。これがウイルスの怖さです。

どのアンチウイルスソフトを購入するか

有名どころだとウイルスバスター(場主のPCにも入ってます)やノートンなど、アンチウイルスソフトにはたくさんの種類があります。

市販の常駐型であればどれでも構いませんが、極端な廉価版やマイナーなものは避けた方が無難です。特に初心者の場合は、有名どころのほうが持っている人も多く他人にも相談しやすいのでおすすめです。また、慣れるまではダウンロード版ではなく、困ったときに参照しやすいマニュアルが整備されているパッケージ版を購入して下さい。

※注: 2007年1月現在、ウイルスバスター2007およびマカフィー2007はSpywareBlasterと競合するという情報があります。
これらを新たにインストールする場合は、あらかじめSpywareBlasterの保護設定をすべて解除し、アンインストールしてから行ってください。

無償のアンチウイルスソフトにも充分な機能を持つものもありますが、原則としてサポートは期待できません。
従って、これらを使いこなすには何か問題が起こったときに自力で解決する能力と覚悟が必要です。

どのアンチウイルスソフトを購入するかについて、大変な労力のかかったであろうyassyさんのページがありますので、是非参考にして下さい。

念のためですが、アンチウイルスソフトは必ず自分用のものを購入して下さい。友人から借りてインストールするのは基本的に規約違反です。
アンチウイルスソフトは確かに安いものではないですが、このお金をケチる人にはインターネットをする資格は無いです。

Amazonでもパッケージソフトを購入できます。

購入後にウイルススキャンする際の注意

現在のウイルスは、一旦感染してしまうとアンチウイルスソフトを無効化するもの(レトロウイルス)が主流です。従って、感染したPCでウイルススキャンをしても引っかからない可能性があります。アンチウイルスソフト導入後には、まずセーフモードでスキャンすることをお薦めします。

各アンチウイルスソフトにおけるセーフモードでのスキャン方法はyassyさんの力作ページをご覧下さい

アンチウイルスソフトの種類によって、どうしてもセーフモードで行えない場合は通常モードでスキャンして下さい。

もちろんアンチウイルスソフトのインストール自体を妨害される可能性もありますし、基本的に一度ウイルスに感染したPCは信用できません。
ウイルス感染の場合、本当は必要なファイルをバックアップした後にクリーンインストールする方が筋は筋です。

何故アンチウイルスソフト自体のアップデートをする必要があるのか

多くの場合、アンチウイルスソフトの定義ファイル更新期限は1年でしょう。それ以降は購読期限を延長するか、あるいは新しいバージョン(Nortonだったら2004から2005へとか)のものを購読期限付きで購入することになります。考えてみると「ウイルスの定義ファイルだけをアップデートしておけば十分では」と思われる人も多いと思います。僕もそうでしたし、ある程度はこれも正しい認識です。

では何故プログラム自体のアップデートが必要になるのか、理由は大きく分けて三つあります。

  1. そのアンチウイルスソフトメーカーが古いバージョンのサポートを中止して、定義ファイルをアップデートできなくなってしまうことがある
  2. 新しいバージョンは、未知のウイルスに対する防御を含めてセキュリティが向上している
  3. 古いバージョンのアンチウイルスソフトは、最新のOSのバージョンに対応していない場合がある

一番目は自明です。今(2006年)で言うと2003年以前のものはそろそろサポート対象外になっているはずです。買い換えましょう。

二番目はちょっとややこしいですが、まずアンチウイルスソフトの性質上、宿命的に「新種ウイルスの出現とそれに対するワクチン(定義ファイル)の間にはタイムラグがある」という宿命があるということを理解して下さい。つまり、新種ウイルスが出現した場合はかならず一定期間「そのウイルスに対して無防備な状態」が出現します。
それリスクを低くするために、および基本的なセキュリティ向上のために、各社「一般的に怪しい動き」に対して目を光らせる機能を持たせています。バージョンが上がれば、当然これらの「デフォルトの防御機能」が向上しています。これがプログラム自体をアップデートする必要がある第二の理由です。

三番目については解説の必要は無いでしょう。

ただし、だからと言って毎年毎年新しいものにバージョンアップする必要はありません。というよりむしろリスキーです。出始めのバージョンにはバグがつきものですから、新発売からできれば半年くらい様子を見てから買うのが正解でしょう。また、新製品がかならずしも注目すべきアップデートをされているとは限りませんし、多くの場合前のバージョンより重くなりますから。

大体一回購読を延長したら、次は本体のバージョンアップくらいが適当だと思います。それを二回くらい繰り返すと、今度はPCのパワー不足を感じる頃だと思います。

常駐監視型アンチウイルスソフトの同居は絶対に駄目です

新しいアンチウイルスソフトを購入してインストールする際に一つ重要な注意点があります。それは「古いアンチウイルスソフトがあればかならず先にアンインストールすること」です。アンインストールする場合は、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除(XPの場合はプログラムの追加と削除)」から行って下さい。間違ってもプログラムフォルダをそのままごみ箱に入れるのはやめて下さい。多くの場合失敗しますが、成功してしまうとかなり破滅的な事態を招きます。

また、セキュリティ意識に目覚めて過敏になっておられる方だと「一つでは不安なので二つ三つ買ってきて同居させればよりセキュリティが向上するのでは」と誤解されるケースもありそうです。というか、実際この掲示板でもありました。結論からいうと、「複数のアンチウイルスソフトの同居」については絶対に駄目です。「百害あって一利なし」と言っていいです。

アンチウイルスソフトというのは「まるでウイルスの様な」性質を持っています。つまり、ウイルスを防ぐため、あるいはウイルスを駆除するためにウイルスと同じレベルまでシステム自体に入り込んでいます。ですから複数の常駐監視型のものが入っていると、お互いの機能を妨害したり、お互いの活動をウイルスとして誤解したりという事態が発生し、最悪の場合PCが起動しなくなる怖れもあります。

とにかく定義ファイルがアップデートできる状態のアンチウイルスソフトを、必ず一種類PCに常駐させる様にして下さい。

非常駐型は併用も可能です

前の項で「同居は絶対に駄目」と言っているのは「常駐監視型」のアンチウイルスソフトです。

非常駐監視型のアンチウイルスソフト、例えばオープンソースのClamWin Antivirus(ClamWin)やBitDefenderの無償版、あるいは検出のみですがeScanANTIDOTEなどは、常駐監視型のものと同居させても基本的には問題ありません。場合によっては、常駐監視型が検出できなかったものを検出してくれる可能性もあります。ただしこの場合、検出されたものが他のアンチウィルソフトが隔離したものでは無いか等、検出されたものをしっかり解析する必要があります。

どちらにしてもこの「常駐監視型」と「非常駐監視型」の区別が付かない方は、「普通の」常駐監視型アンチウイルスソフトのみを一種類(くどいですが複数の同居は駄目です)必ずインストールして下さい。「普通の常駐監視型アンチウイルスソフト」についてはこちらを。

ただし、非常駐型だけをいくら沢山入れても不十分です。なぜなら、ファイルの手動スキャンでは脅威を検出できないことがあるからです。さらにブラウザでのサイト閲覧中に感染するような場合や、ネットワーク経由で感染する場合には、非常駐型による手動でのスキャンをする間もなく感染する可能性があります。そのため、一種類の常駐監視型アンチウイルスソフトによる常時保護は必須です。

非常駐型はファイルの個別のスキャンには有用ですが、感染を水際で防ぐには向きません。次に述べるオンラインウイルススキャンだけでは駄目なのと同じ理由です。
ウイルス対策は「感染しないこと」が最も大事であり、予防に勝る防御はありません。

良くある誤解 (1) − 定期的にオンラインスキャンしてるから大丈夫

これは想像以上に広がっている間違った考え方です。つまり「アンチウイルスソフトはインストールしてないけど、時々オンラインウイルススキャンをして感染の有無をチェックしているから大丈夫」という考え方です。まず次のことを肝に銘じて下さい

要するに、オンラインウイルススキャンでウイルスが見つかった時点でもう終わりだということで、これでは意味がありません。

良くある誤解 (2) − プロバイダーがメールのウイルスチェックサービスをやってるから大丈夫

「加入しているプロバイダがメールのウイルスチェックを有償無償でやっている。従ってアンチウイルスソフトなんか必要ない」これまた大きな誤解です。

プロバイダーや、HotmailやYahoo!メールなどのフリーメールサービスによる、メールのウイルスチェックは予防としてあった方が良いものです。しかしながらウイルスの感染経路はメールだけではありません。ウイルス・スパイウェア・ブラウザハイジャッカーなどのマルウェアの感染経路の例を挙げると、

などがあります。繰り返しになりますが、プロバイダのメールのウイルスチェックサービスで防げるのは、そのプロバイダの管理下にあるメルアド宛に来るウイルスメールだけで、それがどの程度信用できるかはプロバイダによります。ですから、やはりアンチウイルスソフトの導入は必須です。

良くある誤解 (3) − ちゃんとファイアウォールを入れてるから大丈夫

ファイアウォールとアンチウイルスソフトの役割は違います。不正侵入防止には役に立ちますが、ウイルス感染防止には一部の例外を除いて不十分です。

従って、ファイアウォールとは別にアンチウイルスソフトの導入は必須です。「Norton Internet Security」など両者を統合したものはそれでOKですが。

質問掲示板での対応方針

アンチウイルスソフトの導入及び運用が不十分な人は、例え問題が解決してもすぐにまた再発する可能性が高いです。「早急にアンチウイルスソフトを購入して下さい」という回答者の指示を無視した場合には、質問掲示板でのサポートを途中でも中断します。その場合、購入後のHijackThisのログが提出された時点で再開することになります。

ただし、感染状態でアンチウイルスソフトを導入してもウイルスの影響で正常にインストールできないケースもあります。
その場合はある程度症状が治まるまでは未導入でもサポートを継続することもありますが、もちろん最終的にはアンチウイルスソフトの購入が必須です。

その他参考になるサイト

いくつかウイルス対策、アンチウイルスに関して参考になるサイトを挙げておきます。


更新履歴

2006.12.3 Amazonアフィリ削除
2006.11.11 yassyさん2007年度版公開(!)に合わせてリンク変更
2006.1.8 「その他参考になるサイト」追加



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